歯槽膿漏の段階
5月 14th, 2010歯槽膿漏といえば細菌の感染によって歯槽骨が溶け出してしまい、最終的には歯が抜け落ちてしまう病気です。
歯周病と同一視されることも多い病気ですが、正式には「辺縁性歯周炎」といわれており、歯周病の中でもとくに症状が悪化した状態を言います。
歯茎からは膿が出てきて、噛むたびに痛みが走る。歯を磨けば大量の出血が出てくるといった症状です。
こうなってしまうと治療法はほとんどなく、抜歯するしかない状況に追い込まれてしまいます。ですから、本格的な歯槽膿漏に発展する前に治療をすることが重要になってくるのです。
歯周病の前段階として歯肉炎という症状があります。歯磨きをしている際に血が出てきたり、食事の際に軽く痛みが走る、時々膿が出てくるといった症状です。ごく初期の歯槽膿漏ともいえます。この状態で治療を受ければ歯石の除去だけで改善へと向かうことができます。
もう少し症状が悪化すると歯周病と呼ばれるようになります。歯槽骨にまで症状が進行してしまっている状態です。しかしこの場合でも症状が深刻な状態にまで達していなければ麻酔をした上で歯の根の消毒を行うことで治療することができます。
このように、歯槽膿漏には段階があります。初期の段階ではなかなか気づくのが難しいですが、歯肉炎にまでいくとわかりやすい症状が出てきます。気が付いたら早めに対策を取ることが何よりも重要になってきます。虫歯に比べて放置されやすい歯槽膿漏。甘く見ていると抜歯をしなければならなくなることもあるので注意したいものです。